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愛知県を中心に九州~関東までの道をバイクで走って紹介します。

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この前の819の日の続きとして今回はエンジンオイルについて語ります。
実はここだけの話なんですがkazzはとてもエンジンオイルについて語ります( ˘•ω•˘ )
思っていることをすべて書くと10回分くらいオイルの話になってしまいますので今回はNUTECさんから聞いたお話を中心に進めていきます。

まずはNUTECさんの一番の強みは粘度のブレンドです。異なる粘度のオイルを混ぜて使うことが出来るのですがこれはユーザーの自己責任で結構やってます。他のメーカーでブレンドしたオイルを使ってブローしたなど聞いたことがないのですがメーカーが公式にブレンドを認めているのはメリットとなりますね。
kazzは1年通しで15W-50を使用しており激しく走るときは20W-60などを使用するのですが硬すぎるとのアドバイスを貰いました。シフトフィールの悪化やドロップした時のパワーロスが怖く何よりもカムをかじるGPZ900Rから始まるカワサキ水冷車の宿命に立ち向かうために硬めのオイルを選んでいたのですがカムのかじりというのはコールドスタート時が最も発生しやすいので低温側の粘度は低い方がいいのです。判ってはいましたがサイドスタンドを払って直立状態にするためにシートに跨ってセルを回すよりもオイルの粘度を下げるほうが効果的のようです。

今やレースでも0W-30を使う時代です。JSBのST600クラスなどではスプリントレースとのこともあり僅か数%の出力向上の為にオイルによるフリクションを下げているのです。

またkazzはロータリー信者であることからポリマーを含むオイルを激しく嫌います。このポリマーというのは粘度向上剤でベースオイルがサラサラのフリクションが少ないオイルでもポリマーを含ませることによって低温側ではサラサラで高温側ではドロドロの高粘度を実現させることのできる素晴らしいものなのです。

このポリマーをオイルに混ぜる事によって極端に言えば0W-60のような夢のようなオイルが実現できるようになったのですが、所詮は夢のオイルです( ゚Д゚)

このポリマーには弱点がありまして一度限界値を超えるとサラサラになってしまいます。例えば15W-50のポリマーを含んだオイルでサーキットを走って油温が140度を超えてしまったらそのオイルの粘度はサラサラになってしまいまい10W-30以下になってしまうかもしれません。実際に粘度を計測したことはないのですがHTHS粘度という粘度を参考にするとわかります。

これは公開しているメーカーは少ないのですが油温150度の粘度指数です。高温高せん断粘度とも言われスポーツ走行をする場合大事な粘度です。この熱ダレをしたときにしっかりと粘度を確保できているかがエンジンの寿命と性能を左右します。

ポリマーで粘度を上げているオイルですとこのHTHS粘度が極端に低いです。肝心な時に粘度が低いオイルというのはブローに直結しますよね。またこのポリマーは一度熱ダレをおこすとスラッジの発生につながるのでロータリー乗り以外にもよろしくないですね。


結論を申しますとグレードの高い低粘度のオイルを短いスパンで交換するのが一番イイそうです。判ってはいますがお財布事情を考えると固めのオイルえお3000kmで交換するのが精一杯です(;^_^A
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プロフィール
HN:
kazz
性別:
男性
趣味:
バイク クルマ
自己紹介:
今はZRXでツーリングを楽しんでます。
ジムカーナやサーキット走行もやってみたいです(^^♪

そしてもう一度RX-7
P R